HSKネット試験について詳しく解説!

今回は、HSKのネット試験についてご紹介していきます。パソコンでの試験はメリットもたくさん!マークシートと筆記試験で受験希望の人も、パソコンでの試験について知っておくことで、自分に合った受験方法を選択できますよ!

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もくじ

1.HSKについて

HSKとは

HSKとは、汉语水平考试(中国語標準試験)のことです。中国政府教育部直属の孔子学院総部/国家漢務が主催する中国政府が認定する試験です。ですので、試験の設問はすべて中国語です。中国語検定とは違い、世界各国で行われている試験です。中国の一流大学に留学予定の人や、中国企業に就職したい人、駐在経験のある人がよく受験するようです。6級を合格しないと留学生本科を卒業できないという中国の大学もあります。検定試験が卒業資格になっているなんて、日本ではあまり聞かないですよね。それほど、このHSKは政府が認定する信頼されている試験でもあります。もちろん、ビジネスの場で活用したい人にもおすすです。HSKの試験は1級が一番低いレベルで、2級、3級、4級、5級、と6級まであります。近年では、6級以上の7級~9級の階級もできました。こちらは、ビジネスレベル以上の中国語能力が求められます。(もっと詳しくHSKを知りたい人はこちら)

中国語検定(中検)との違いについて少し説明しておきます。中国語検定は、一般財団法人日本中国語検定協会が実施する中国語の試験のことです。「準4級」「4級」「3級」「2級」「準1級」「1級」の6つのレベルに分かれています。 設問や説明などはすべて日本語です。日本で中国語を用いて仕事をしている人、高校生や大学生なども受験するようです。HSKとのレベルの対応については、だいたい中国語検定2級~準1級がHSK6級相当です。
(中国語検定をもっと知りたい方はこちら)

中国語検定ホームページより抜粋

   

HSKと中検の違いについてもっと知りたい人はこちらをチェック!

中国語検定とHSKどちらを受験すべき?

   

HSKネット試験とは、会場には行きますが、鉛筆を用いて行うマークシート式の筆記試験(PBT:Paper Based Test)ではなく、パソコンを用いた打ち込み式の試験方式(IBT:Internet Based Test)のことです。実は、HSKはこのどちらの試験でも選んで受験することができます。ネット試験では、すべての級を受験可能ですが、試験の実施運営団体が違うため申し込み先や申し込みサイトも異なり、注意が必要です。(HSK7級~9級はパソコンを使って試験を実施しますが、運営団体はPBTと同様のHSK日本実施委員会です。)以下、詳しく見ていきましょう。   

   

HSK紙試験とネット試験では、運営団体が違うため、申し込み方法や受験地など違うことも多くあります。もちろん、HSKの試験レベル自体は同じですが、どのような違いがあるのか把握しておくことが大切です。

紙試験(PBT)ネット試験(IBT)
実施団体HSK日本実施委員会HSKネット試験事務局
実施方法筆記(記述)パソコン打ち込み
入力ソフト搜狗(sogou)
を使用※2026年度は不明
受験級1級~9級※11級~6級
レベルと試験内容同じ同じ
配点と合格基準同じ同じ
試験日程1~12月毎月※21~12月毎月※2
受験料同じ同じ
受験地全国※3千葉、東京、神奈川、
静岡、愛知、大阪
申込期日試験1か月前ほど試験10日前
結果通知試験の1か月後
成績報告書は2か月後郵送
試験の2週間後
成績報告書は45日前後郵送
※1)試験会場や日程により、HSK1級~HSK5級までしか受験できない場合もあります。また、HSK7級~9級は、年に2回東京のみで実施されています。詳細は、公式ホームページでご確認ください。
※2)10月は日程調整があり試験日は未決定、紙試験はHSK7級~9級の試験があるため、5月と11月は試験が2回実施される。また、6月の試験日程のみ紙試験とネット試験では日程が違う。
※3)毎月全国の都道府県で試験が実施されているわけではありません。月によりどこの都道府県でどの試験が実施されているか詳細は公式ホームページをご確認ください。

    

試験のレベル

レベル求められる能力
上級~超上級7級~9級中国語で社会生活、学術研究などの分野の複雑な話題について、
規範的かつ適切な社会的コミュニケーションができる。
様々なテーマやジャンルの複雑な言語資料を理解し、
深い交流と討論を行うことができる。
中級~上級6級中国語の情報をスムーズに読んだり聞いたりすることができ、
会話や文章により、自分の見解を流暢に表現することができる。
中級5級中国語の新聞・雑誌を読んだり、中国語のテレビや映画を鑑賞することができ、
中国語を用いて比較的整ったスピーチを行うことができる。
初中級4級中国語を用いて広範囲の話題について会話ができ、
中国語を母国語とする相手と比較的流暢にコミュニケーションをとることができる。
初中級3級生活・学習・仕事などの場面で基本的なコミュニケーションをとることができ、
中国旅行の際にも大部分のことに対応できる。
初級2級中国語を用いた簡単な日常会話を行うことができ、
初級中国語優秀レベルに到達している。大学の第二外国語における第一年度履修程度。
基礎1級中国語の非常に簡単な単語とフレーズを理解、使用することができる。
大学の第二外国語における第一年度前期履修程度。

    

試験内容と配点、合格基準点

HSK級配点・時間総得点(合格点)
7級
~9級
リスニング(30分)100点
リーディング((60分)100点
作文(55分)100点
翻訳(41分)100点
口頭試験(24分)100点
7級315点~349点
8級350~389点
9級390点以上
6級リスニング(35分)100点
リーディング(50分)100点
作文(45分)100点
300点(180点)
5級リスニング(30分)100点
リーディング(45分)100点
作文(40分)100点
300点(180点)
4級リスニング(30分)100点
リーディング(40分)100点
作文(25分)100点
300点(180点)
3級リスニング(35分)100点
リーディング(30分)100点
作文(15分)100点
300点(180点)
2級リスニング(25分)100点
リーディング(22分)100点
200点(120点)
1級リスニング(15分)100点
リーディング(17分)100点
200点(120点)

  

受験料

1級 3,850円
2級 5,060円
3級 6,600円
4級 7,920円
5級 9,900円
6級 115,50円
7級~9級 37,400円

  

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ネット試験の申込みは、サイトへ直接個人情報を打ち込みます。写真は必ずアップロードしなくてはなりませんので、事前に準備しておきましょう。また、現在はiPhoneからは申込ができないようですので、パソコンから申し込みをしましょう。「受験料」は、クレジットカードかコンビニ支払いを選択できます。受験料を入金すると、手続き完了のメールが届きます。受験票は、ホームページからダウンロードできます。申し込み締め切り日の翌日午後からダウンロード可能です。また、受験票は、印刷してもよいですが、印刷しなくても、電子版をモバイル機器に保存して当日ご持参すれば大丈夫です。

    

①HSKネット試験公式ホームページ(こちら)を開き、トップページ右上にある「申し込み」をクリックします。

   

②次に、受験したいHSKの級と受験地、受験校を選択します。

    

③次に、個人情報を入力していきます。顔写真もアップロードします。

   

④次に、支払い方法を選択します。クレジットかコンビニ支払いを選択できます。

⑤支払いが完了すると、「手続き完了」のメールが届きます。

     

今回は、HSK6級の試験当日スケジュールについて例を上げて解説していきます。以下にある通り、HSKは各級により試験時間が異なりますので注意してください。HSKの試験では、1、3、5級は午後の試験、2、4、6級は午前となります。試験の受付時間や試験開始時間のあとに、試験についての説明の時間などがあることを事前に把握しておき、当日慌てないようにしておきましょう。

時間帯HSK級受付開始試験開始試験全体の時間
午前2、4、6級9時00分9時30分2級 65分
4級 115分
6級 150分
午後1、3、5級13時00分13時30分1級 50分
3級 100分
5級 135分

     

当日のスケジュール(HSK6級の場合)

以下、HSK6級の場合を想定した当日のスケジュールになります(参考まで)。HSKのネット試験の場合は、模擬試験が事前に可能ですので、そちらで準備をしておくことをおすすめします。

時間内容備考
9:00~9:30受付
着席
※受験票と身分証明書の提示
※試験IDとパスワードをもらう
※受験票を忘れると受験できません
※一度会場に入ったあとでも、再入場は可能です
※PCにログイン後音量調整
※個人情報の確認をパソコン上で行う
※試験時間はパソコン上に表示されます
※試験は中国語表記ですが、
試験の説明のための言語を選択できます
9:30~9:40注意事項説明※注意事項を聞く
9:40~10:15リスニング※試験開始をクリックしてはじめる
※自動的にパソコンが管理して画面が切り替わる
※35分
※メモは不可
10:15~10:20リスニング
見直し時間
※リスニング問題後、見直し時間がある。
(級により見直し時間は異なります)
10:20~11:10リーディング※50分
※受験者が自分で順次進める。
※途中で前の問題に戻ることもできます。
※全問終了後、見直しができるようになっている
11:10~11:55作文問題※45分
※メモ不可
※「END TEST」のボタンは押さないように気を付ける
11:55~12:00試験終了※HSKでは、はやく試験が終わっても途中退出不可
上記のスケジュールは、公式なものではありません。会場や各級など、試験時間以外のスケジュールは上記とは異なる場合がありますので、参考までにしてください。もしこちらのスケジュールを参考にされてトラブルがあった場合は、一切の責任を負いません。

    

Notice

【模擬試験について】次のサイトから模擬試験システムが無料提供されています。丝绸之路(北京)国际教育科技中心有限公司(http://www.cnhsk.org/)。サイトの詳細やマニュアルは、HSKネット試験公式ホームページ「学習サポート」ページからも確認可能です(https://www.hskibt.jp/learning-tool/)。

   

HSKネット試験の公式ホームページには、必須の持ち物として受験票と身分証明書(顔写真付き)が掲載されています。今回は、それに加えてこれは当日持って行ってよかったというものをご紹介していきます。

受験日の持ち物
①受験票
②身分証明書(顔写真付き)
③自分のヘッドホンやイヤホンを使いたい人は持ち込み可
 ただし、Bluetooth対応でない会場もあるようですので、有線をおすすめします。
 端子は事前に公式事務局もしくは会場へ確認しておきましょう
④飲み物
⑤服(会場が寒いことがある、もしくは暑すぎるときがあるため)
⑥作文のフォーマット
※紙試験の7級~9級の場合は不可です。
※時計、筆記用具、メモ用紙、飲み物などは机上に置くことができません
※HSK6級の場合、試験前は単語などを確認するよりも作文の試験方法や書き方を振り返っておくことが大切です。作文はゼロから作るのではなく、どのようなテーマでもある程度は使うことのできるフォーマットを準備しておきます。それをもとに作成することがより高い点数を取るうえで重要です。その作成してきたフォーマットや内容を最終確認しておきましょう。

    

受験日の注意点
①試験前に必ずパソコン操作の具合について確かめておきましょう
②パソコンの操作で不具合がある場合には、すぐにスタッフの人へ申し出ましょう
③座席や机に傷や座りにくさ、机がガタガタ揺れないかなど確認しましょう。
④事前にトイレにはいっておきましょう。トイレで退出可能なタイミングを確認しておきましょう
⑤会場が暑すぎる、寒すぎるといった場合があるため、服を一枚脱いだり、一枚着たりして試験のときに支障が出ないようにしましょう。
⑥雪、雨、台風、地震など、天気や災害により交通機関が使えなくなることがあります。はやめに家を出て、はやく会場に着くようにしましょう。自家用車の場合、駐車場の用意をHSK側がしていないため、自分で駐車場を探すか、自家用車での来場はせず交通機関を使うようにしましょう。

   

Notice

【遅刻と途中退出について】HSKでは、一切の遅刻を認めていません。受験票記載の時刻を必ず確認し、当日の天気やどの交通機関を使って会場まで行くか、どのくらい時間がかかるかなども確認したほうがよいです。特に天気が悪い日だとすれば、交通機関の遅延も想定されます。遅延証明があっても遅刻は認められませんので、はやめに家を出るようにしましょう。会場が広く、試験会場の教室まで入口から遠いこともあります。ちなみに、地震など自然災害や感染症の流行など不測の事態による試験会場確保の困難な場合や大規模な停電や交通・通信・物流の混乱などの理由で、試験が中止または中断することがあるそうです。

HSKネット試験のメリットとデメリットを理解した上で、どちらの試験方法で受験をするか決めるようにしましょう。HSK6級レベルですとすでにパソコンで中国語のお仕事をされている人もいるかもしれませんね。ピンイン入力が得意な方にはネット試験のほうが作文などはやく作成できるかもしれませんね。

HSKネット試験のメリット
・正確な中国語の漢字が分からなくてもパソコンでピンインを入力すると出てくる
・ピンイン入力で作文も楽にできる
・残り時間が表示されるので時計が不要
・模擬試験の事前体験が可能
・申込みの期日が近い
・試験結果が早く分かる
・ヘッドホンなのでまわりの音が気にならないし座席で不利がない
・並び替え問題はスクロールするだけなので楽にできる

デメリット
・パソコンのピンイン打ちが不慣れな人には不利
・メモができないので整理しにくい
・漢字のピンインを覚えていないと答えられない
・試験会場が限られている
・パソコンをずっと見ていないといけないので目が疲れる

   

8.まとめ

さて、今回はHSKのネット試験について解説をしてきました。これまでにHSKを紙ベースで受験したことのある人ならば、イメージがつくかもしれません。しかし、はじめて受験する人にとっては試験開始までの流れや試験のための準備など不安なこともあるかと思います。HSKネット試験は準備が大切です。例えば、入力ソフトを事前にダウンロードして練習しておくなど、しっかりと準備した上で受験をしましょう。

   


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  7. 将来的にHSK・中検を受けてスキルアップ!