来源: 文史学习笔记 2021年7月11日 16:48
中国各地の人々が叔父・叔母をどのように呼んでいるか見てみましょう
父親の兄を「伯父(おじさん)」、その配偶者を「伯母(おばさん)」と呼ぶのは理屈に合った当然のことですね。しかし、これはちょっと堅苦しく時代遅れで、きざな感じもします。
一、一般的な関係では父親より年上の人をどう呼んでいるのか
一般に、社会的な場面で父親と同世代の親族や知人に声をかける場合、相手が自分の父親より年上か年下かにかかわらず、「叔叔(おじさん)」「○○叔叔」と呼び、それに応じて、相手の配偶者は「阿姨(おばさん)」「○○姨」「○○阿姨」と呼んでいます。少し気を遣い、相手が明らかに父親より7、8、10歳年上であれば、「伯伯(おじさん)」と呼びます。「伯伯」はお父さんより年上ですが、「爷爷(おじいさん)」ほどではありません。
私の感覚では、「伯伯」はまだちょっと田舎くさく、温厚な感じですが、一方、「叔叔」はちょっとおしゃれなので、「農民伯伯」「労働者叔叔」「解放軍叔叔」、逆に「農民叔叔」「労働者伯伯」「解放軍伯伯」は違う感じがします。
また、コントやテレビ映画を見ていると、北京や東北地方では、このような父親から祖父までの年齢の人を「大爷(おじいちゃん)」と呼び、その順位によって、「二大爷」「三大爷」「四大爷」などの呼び方があるようです。慣れていない人は不自然な感じだと思います。 「私はあなたの大爷です!」はなにか罵っているような感じにも聞こえます。「大爷(おじいちゃん)」と呼ばれるほどの年齢でもない人も、「私ってそんなに年寄りなの?」と不快に感じてしまうでしょう。これは明らかな地域差です。
二、おばさんの呼び方にも、地域によって大きな違いがある
ある人が調査したところ、平頂山市、平頂山市に近い南陽市の方城県、南召県、また 義市、新密市では、おばさんを「母mu」と呼ぶ地域があり、北京広州線周辺では、おばさんを「母」と、舞鋼市、泌陽県などでは「大娘daniang」と呼ぶ混用形態が存在しています。 北京広州線以東のほとんどの地域では、おばさんは「大娘」と呼ばれ、河南の信陽市、羅山県、新県では「 」を語源とし「老 」、「大 」と呼ばれます。
今では、「大 」という嫌な意味でも利用されたりもします。「北京正黄旗大 」、「中国大 」はすべて蔑称です。「大 」と呼ばれると、いらいらしてしまい、猫に背中をひっかかれたような心境になります。
三、その他のおじさん、おばさんの呼称
現在、都会では社交的な場面でも家庭内でも、おじさん、おばさんの呼び方は極めて合理的であると感じますが、昔の特に田舎では、そのような呼び方は資料に書かれているよりもはるかに複雑でした。
以前、医療ドキュメンタリー「生门」を見たとき、武漢の人たちは母親より年上の女性を「伯伯」と呼んでいました。私には信じられないような話でしたが、現地の人たちはそれが当たり前だと思っていたようです。中国文化の奥深さに感嘆するばかりです。
【重要单词】
〈成句〉筋道に従って行なえば物事はおのずと順調に運ぶこと
時代遅れ、古い観念にとらわれている、古臭い概念にとらわれ融通が利かない
もったいぶる、きざな、いやらしい
同世代の人間を指す、同年代の兄弟やいとこを指す
~にうるさい、こだわる、重んじる、気をつける、趣向を凝らす
田舎くさい、やぼったい、ださい、泥臭い
温厚篤実、実直である
垢抜けている、シャレている
ひねくれている、やっかいな
語幹、語根
〈成句〉背中にとげが刺さっている、いらいらして落ち着かないさま
〈成句〉常軌を逸していて思いもよらない、普通では思いもよらない