中国語で「お疲れ様です」は何と言う? 上司や同僚へのねぎらい、あいさつ表現(発音付き)
私たちが日常でよく使う言葉「お疲れ様」。
本来は相手の労苦をねぎらう言葉ですが、実際はすれ違った時や退勤時のあいさつ、感謝、努力や成果に対するねぎらいなど、さまざまな場面で口にしています。
実は日本語の「おつかれ」は、一言でいろんなシチュエーションに対応しているのです。
「お疲れ様」を直訳した中国語は“辛苦了 xīn kǔ le”(シンクーラ)ですが、日本語のように頻繁には使いません。相手が何をしたのかよくわかった上でねぎらうためにかける言葉です。中国語には、日本語の「お疲れ様」のようにいろんな場面をカバーできるような表現はありません。
では、代わりに何を使えばよいでしょうか。今回は、私たちが気付かぬうちに多用している「お疲れ様です」を中国語で何というか、シチュエーションごとに解説します。
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1 ねぎらいの「お疲れ様です」
(1)苦労に対しての言葉
◇ 辛苦了! xīn kǔ le!
「(同僚や部下、友達に)お疲れ様」
一番基本的なねぎらいの言葉です。
◇ 您辛苦了/辛苦您了! nín xīnkǔle/xīnkǔ nínle!
「(目上の方に)お疲れ様でした、ご苦労様でした」
“辛苦了”に“您”をつけると丁寧になります。
◇ 大家今天辛苦了! dàjiā jīntiān xīnkǔle!
「みなさん今日はお疲れ様でした」
「大家=みなさん」です。
◇ 工作辛苦了! gōngzuò xīnkǔle!
「仕事お疲れ様」
「工作=仕事」です。
◇ 麻烦你了/麻烦您了。 máfan nǐle/máfan nínle.
「お手数かけました/お手数おかけいたしました」
◇ 让你受累了/让您受累了。ràng nǐ shòulèile/ràng nín shòulèile.
「お疲れ様でした、ご苦労をおかけしました」
直訳すると「疲れさせました」という意味です。
◇ 你累了吧。 nǐ lèile ba.
「疲れたでしょう」
◇ 好好休息。 hǎohāo xiūxi.
「よく休んでね」
◇ 请好好休息。 qǐng hǎohāo xiūxi.
「よく休まれてください」
“好好休息”に“请”(どうぞ)をつけることで丁寧になります。
◇ 保重。 bǎozhòng.
「お身体にお気をつけて」
(2)「よくやった」
◇ 你做的不错。 nǐ zuò de búcuò.
「よくやったね、よくできていた」
同僚や後輩、部下を褒める時に使います。
◇ 真棒! zhēn bàng!
「よくやった」
後輩や部下を褒める時に使います。真棒>你做的不错です。
◇ 干得太棒了! gàn de tài bàngle!
「本当によくやった」
後輩や部下を褒める時に使います。干得太棒了>真棒です。
2 あいさつの「お疲れ様です」
(1)帰り際
◇ 我先走了。 wǒ xiān zǒule.
「先に帰ります、お先失礼します」
先に退勤する時などに使います。
◇ 再见! zàijiàn!
「さようなら」
◇ 明天见! míngtiān jiàn!
「また明日」
◇ 慢走。 màn zǒu.
「気をつけて帰ってね、お気をつけておかえりください」
オフィスに残る側の場合に使います。
◇ 拜拜! baibai!
「バイバイ」
(2) すれ違った時
◇ (名前+役職)
「(名前+役職で呼ぶ=あいさつ)」
例:李总,张部长,王主任 lí zǒng, zhāng bùzhǎng, wáng zhǔrèn
(李社長、張部長、王主任) ※「总=社長」
中国では、名前がわかる上司にあいさつする場合は上司の名前と役職を呼んであいさつすることが一般的です。
◇ 你好! ní hǎo!
「(名前がわからない人に対して)こんにちは」
名前がわからない人に対して、例えばマンションの管理人や清掃員などに対してはシンプルに“你好”とあいさつするといいでしょう。
◇ 嗨。 hāi.
「Hi!、おお、やっほー」
軽めだと会釈程度のあいさつ、テンション高めだと「やっほー」と言うようなあいさつになります。
(3) 話しかける時
◇ 打扰一下。 dárǎo yíxià.
「ちょっとすみません、失礼します」
◇ 你在忙什么呢? nǐ zài máng shénme ne?
「(同僚や後輩に対して)今何していますか、今忙しいですか」
3 頑張りに対する感謝の「お疲れ様です」
◇ 衷心感谢。 zhōngxīn gǎnxiè
「心から感謝します」
◇ 多亏了你。 duōkuīle nǐ
「あなたのおかげです」
相手に助けてもらった感謝を伝える言葉です。
◇ 多亏了大家。 duōkuī le dàjiā.
「みなさんのおかげです」
4 まとめ
今回は、日本語の「お疲れ様です」を中国語で何というか紹介しました。
声かけやあいさつのマナーは国によって違いますが、ねぎらいの言葉や気遣いからくる言葉をかけてもらえると、心が報われたりうれしくなったりします。
日本語の「お疲れ様です」は、いろんな場面でいろんな意味をカバーできる言葉ですので、中国語にするときは自分がなぜ「お疲れ様」を言おうとしているのか真意を見極めた上で、状況に合わせた言葉を伝えられたらいいですね。回数を重ねていくうちに言葉選びに慣れていくでしょう。
今日もみなさんお疲れ様でした!大家辛苦了!
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