中国語のピンイン変換ツールの便利な使い方についてご紹介!
今回は、中国語学習にかかせないピンイン変換ツールについてご紹介します。普段、中国語の勉強をするときに、このピンイン変換ツールを使っていますでしょうか。中国語は読めることができればよい、そう思っている方はちょっと立ち止まって考えてみてください!中国語を話すときにもっとも大切なことは四声とピンインです、そして日本人にもっとも難しいと言われているのも中国語の発音です。ぜひ、今回のピンイン変換ツールの色々な使い方をご覧いただき、中国語学習にいかしていただきたいと思います。
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もくじ
1、ピンイン変換ツールとは
(1)ピンインについて
(2)ピンイン変換ツールとは
2、ピンイン変換ツールの使い方
(1)使い方について詳しく解説
(2)どういうときに使うと便利?
(3)ピンイン変換ツールの注意点
3、まとめ
1、中国語ピンイン変換ツールとは
(1)ピンインについて
中国語の「拼音」ピンインとは、中華人民共和国政府が公布した『漢語拼音方案』に規定された字母とつづり方のことです。と、これは難しい説明ですね。簡単に言えば、日本語のふりがなのようなものです。現代中国語の標準音声である普通話の音声つづりを、アルファベットと声調符号で示し、中国語漢字の読みを補助する役割を担っています。1958年の全国人民代表大会で承認・公布され、1982年国際標準ISO 7098 (中国語ローマ字表記法)となりました。一部の海外華人地区、例えばシンガポールは中国語教育で中国語ピンインを採用しているそうですよ。
中国語でなぜピンインが大切かというと、もちろん日本語のふりがなのような役割もありますが、同じ漢字でも違ったピンインを持つものがありますし、逆に違った漢字でも同じピンインのものもたくさんありますので、中国語の漢字の多さゆえに、ピンインは読む人、書く人にとってとても大切になってきます。特に、日本人が中国語の発音を勉強するために、より正確なピンインを覚えておかなくてはなりません。
普段は中国の人たちは文章を書くときに特別に漢字の上にピンインをふることはあまりありません。ただし、中国語学習、特に漢字圏でない人は、このピンインで中国語を勉強している人も多いため、そのような場合はピンインを用いて書いてコミュニケーションをとったりもするそうです。
下の画像の場合、「你好」が漢字、「nihao」がピンイン、「v」が声調符号となります。ちなみに、ピンインは「母音の上」に表記します。
(2)中国語ピンイン変換ツールとは
さて、ではピンイン変換ツールとは、いったい何でしょうか。使ったことのない方は、ぜひ一度ご使用ください!一瞬で、中国語にピンインと声調符号をつけてくれるツールのことです。意味は分かるけれども、この単語どんな発音だったかな、というときや、文章全体をそのピンイン変換ツールに入力することで、クリック1つでピンインと声調符号をつけてくれるので、文章を読む練習をすることもできます!今回は、ネトチャイの中国語ピンイン変換ツールをご紹介します!
ピンクの「ピンインに変換」をクリックするだけで、以下のように一瞬ですべての漢字にピンインと声調符号をつけることができます!
✅中国語の簡体字だけでなく、繁体字もピンイン可能
✅文字数も1万字まで入力可能
✅そのままコピペでワードなどに貼り付けることができます!
※見にくい場合は、文字サイズの倍率を上げることもできます
2、ピンイン変換ツールの使い方
(1)使い方について詳しく解説
それでは、具体的な使い方について説明してきます!まずは、基本操作ですが、一番上の欄に中国語を入力するか、中国語の文章をコピペして入力して、ピンクのボタン「ピンインに変換」をクリックすると、漢字の上にピンインと声調符号がついた以下のような中国語表記が出てきます。これは、基本操作②の条件の選択によって、表示方法を変更できます。
<基本操作>
✅STEP①中国語の漢字を入力、もしくはコピーペーストで入力します
✅STEP②条件を選択します
✅STEP③「ピンインに変換」をクリックすると下の欄に表示されます
例えば、「北海道新日高町是日本著名的赏樱胜地。」という中国語を入力します。その後、条件はそのままにしておき、「ピンインに変換」をクリックします。すると、下の欄に「
」と表示されます。条件を何も選択しないと、漢字の上にピンイン声調符号がついているものが表示されます。<条件の選択について>
基本操作の②の条件の選択をここで説明しておきます。条件を選択することによって、様々な表示に変えることができます。
例えば、条件「漢字とピンイン表示orピンインのみの表示か」という条件選択を変えてみましょう。
「北海道新日高町是日本著名的赏樱胜地。」の文章を「ピンインのみ表示」をクリックして、「ピンインに変換」をクリックします。
そうすると、以下のように「
」表示されます。今後は、条件「ルビ表示or番号表示」という条件選択を変えてみましょう。
以下のように、「北海道新日高町是日本著名的赏樱胜地。」という文章表示が、
「
」から「
」となります。「ピンインのみ表示」の場合は、「
」となります。基本操作の②の条件の選択では、その他にさらに細かく選択をすることができます。以下赤枠の部分の
・「ピンインと漢字をそのまま表示」
・「行ごとのピンインの文字数を一定にして表示」
・「行ごとの漢字の文字数を一定にして表示」
から、表示の仕方について選択することができます。
「ピンインと漢字をそのまま表示」は漢字の上にピンインと声調符号を表記した上記のものとなります。
「行ごとのピンインの文字数を一定にして表示」は、表示する文字数を一定にすることができます。例えば、横に文字数を指定できますので、ピンインの数を「20文字」とすると、以下のようになります。
同様に、「行ごとの漢字の文字数を一定にして表示」で文字数を「3文字」に指定すると、以下のように表示されます。
このように、表示を変える機能はとても便利です。ワードなどにそのまま貼り付けることができるため、自由に行の文字数やピンインの数を選択できると、ワード内での使い方も幅が広がります。
さらに、以下のような「rubyタグではなくtableタグで結果を出力する」にチェックを入れると、ルビで出てくるのではなく、ワードなどに貼り付けたときに、テーブル(表)のようにして出てきます。
(2)どういうときに使うと便利?
では、具体的にどのようなときに、こちらのピンイン変換ツールを用いると、より便利に中国語学習ができたり、文章を作成できるのでしょうか。以下、色々な場面に応じて使い方を紹介したいと思います!
①ピンインを知りたいとき
中国語学習をする中で、「あれ、これ何て発音するんだったかな」というように、ピンインを忘れてしまうことはありませんか。また、「これ、漢字は分かるんだけど、なんて発音するんだろう」と漢字は読めて意味も分かるのに、発音だけが分からないということはありませんか。以前、中国に行ったときに、まだまだ中国語が初心者で、どうしても「粥」の発音が分からずメニューを注文できなかったという経験がありました。当時は、辞書を毎日カバンに入れていたわけではなかったですし、スマホもちょうど職場に忘れてしまっていました。
②ピンインを集中して勉強したいとき
ピンインは試験にも出題されます。中国語検定の問題で、以下のような問題があります。ピンインを正しく覚えているかどうかは、日本人の思っている以上に大切なことです。声調やピンイン一つで、意味が変わってきたり、話していても通じないことがよくあります。ピンインや声調をしっかりと正しく勉強して、いろいろな漢字のピンインと声調を知っておくことが、中国語会話や中国語発音の上達の近道と言えると思います。自分で問題を作成してもよいですよね。
③正しく発音したいとき
以前、久しぶりに中国の上海を訪れたときに、自分はある程度中国語ができるんだから大丈夫と思い込み、タクシーに乗って運転手に行先を伝えたところ、「听不懂(分からない)」と言われたことがありました。そのときは、自分の中国語の発音は本当にまだまだだなとうぬぼれていた自分を反省した思い出があります。このように、正しい発音をできないと、中国では困ることがたくさんあります。正しく発音したいときにもすぐに調べることができますね!
④自分のピンインが正しいかどうか確認したいとき
自己紹介など中国語を話す前にピンインを確認したいとき、このピンイン変換ツールを使うことをお勧めします。例えば、中国に出張に行く前や、中国の友達と話をするとき、中国人のお客さんへの対応など、自分で中国語の文章を作成してから、発音の練習のために、ピンイン変換ツールでピンインをつけて会話を練習するとよいでしょう。また、メモには中国語とその上に必ずピンインをつけておくと安心ですね。
⑤中国語の文章を作成したあとに、ピンインをつけて表示したいとき
例えば、中国語学習者が中国語読解のために、中国語の記事やニュースを読んで勉強するとします。分からない単語を調べ、内容を理解するだけでよいのでしょうか。私は、中国語の比較的長い文章にもピンインを表記して勉強をするとよいと思っています。一つ一つの漢字のピンインを覚えられますし、また日本人が苦手とする発音の勉強も一緒にできます。長文読解のときには、目で読むだけでなく声に出して読む練習をすることもおすすめします。
⑥中国語学習初級者でどの中国語にもピンインをつけておきたいとき
中国語学習をはじめたばかりの人は、どの漢字がどのような発音になるのか、まだ覚えていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは、中国語初級者でけの話ではありません。中国語上級者にも知らない単語や慣用句があったりもするものです。分からない単語や表現、構文が出てきたら、なんとなく意味が分かるだけでなく、しっかりとピンインを覚えるようにしましょう。そのために、今回ご初回するピンイン変換ツールを用いるのはとても便利だと思います。
⑦難しい単語、専門的な単語にピンインをつけておきたいとき
上述しましたが、中国語学習上級者であっても、分からない単語があります。例えば、通訳の人が事前にスピーチの内容の文章を渡されたときに、その中に専門的な用語が含まれているとしましょう。そのようなときには、私の場合は通訳する中国語を作成してからその上に必ずピンインをうっておきます。もしくは、自分でピンインを忘れてしまいそうな難しい漢字や専門的な漢字だけでもピンインを表記しておきます。このように、普段の中国語学習だけでなく、お仕事でも使用する機会があります。
(3)ピンイン変換ツールの注意点
中国語には、1つの漢字でもいくつもの声調変化をもつものもありますし、四声の並びによって声調が変化することもあります。ここでは、ピンイン変換ツールでは対応しきれないピンイン(声調)をご紹介しますので、注意をしてください。
①異読音について
異読音をご存知でしょうか。一つの漢字にいくつもの読み方や声調があることです。例えば、以下のようなものがあります。全く違ったように読む場合もありますし、声調が全く違う場合もありますね。こちらの異読音については、ピンイン変換ツールでは対応している部分とされていない部分がありますので、注意をしましょう。
「行」・・・「旅行(
「呢」・・・「你觉得呢?( )」「礼服呢(lǐfúní)」
「为」・・・「为什么(wèi shén me)」「 为力(wéilì)」
「了」・・・「吃放了( )」「 吃不了(chī bu liǎo)」
②声調の変化について
中国語には、四声の声調があります。例えば、「好」は第三声ですが、このような三声が連続する場合は、声調変化が起こり、前の漢字が第二声になります。「níhǎo」となります。さらに、難しいのが「一」という感じの声調変化です。単なる「 」ですが、後ろに一声、二声、三声が来る場合は、「一」は四声で読みます。後ろに四声が来る場合は「一」はニ声に変化します。例えば、「一本书」は「yì 」となり、「一课」の場合は「yí kè」となります。このような複雑な声調変化は、ピンインツールは対応しきれていないことがありますので、注意をしましょう。
」「 」はともに三声ですが、会話をするときには「3、まとめ
今回は、ピンインの変換ツールについてご紹介してきました。ピンインや声調は、中国語ではおろそかにできない学習分野の一つです。日本人は発音が苦手だとよく言われますが、中国語をきれいに発音できると、ゆっくり話していてもちゃんと通じます。ぜひ、初級者から上級者の方まで、ピンインや声調の勉強に使っていただきたいと思います!
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