来源:腾讯网 2021年10月25日 17:53
マスコミを辞めお寺へ。若者は仕事から逃げているのか。
「70年代生まれの人が休暇を取るのは両親が体調不良のため、80年代生まれの人が休暇を取るのは子どもの体調不良のため、90年代生まれの人が休暇を取るのは自分の体調不良のため、00年代生まれの人が休暇を取るのはあなたを見て気分が悪くなったためです。」
休暇は、自分の目先の人生のため、さらにに働くことから逃れるためでしょうか。
ここ数日、職場に別れを告げ再スタートを切る若者たちの話を続けざまに聞いたことで、自分自身視野を広くなり、羨ましくさえ感じました。
まずはじめの体験談として、北京の新聞社で編集者として働く楊林鑫さんについてですが、彼の話によりますと新聞社での仕事は昼夜逆転していたという。四年間働き、給料はあまり上がりませんでしたが、体重は15キロも急増しました。
新聞媒体の黄金時代は過ぎ去り、新聞で今日話題になったことも明日には誰も覚えていません。周りの多くの人は徐々にインターネット企業に転職していきましたが、彼はもとの場所に残っていました。恋人と別れたのち、楊林鑫さんは大手インターネット企業からの誘いを断り、お寺のスタッフとして働くことにしました。
26歳の彼は、法号の弘鑫があり、読経や精進の日々を送っています。明らかに低欲求低消費であるのに、お寺でまた新たな希望を燃やし、また15キロ以上のダイエットに成功し、向上心をもった「鑫」に変わることができました。
なぜ「シフト病」が現代の若者の心の傷になったのでしょうか?
まず理論の面から分析してみましょう。労働は人間が生きていく上で第一に必要となってくることです。この話は、マルクスの言葉であることはよく知られています。
また、マルクスは、労働者は実践の中で創造の幸せと楽しさを味わうべきだと語っています。いったん労働が異化され、人間が異化されると、人間の行う生産は動物的な行為になってしまいます。労働者は自分を否定し、不幸を感じ、人々はペストから避けるかのように労働からも逃避してしまいます。
「出勤996、退社ICU」の過重労働、つまりソーシャルソフトの登場で休息時間が侵食され、毎日「隠れ残業」状態になっています。高度な機械や重複作業により、人々が流れ作業のネジのようで、存在感と仕事の意味が見つけられない人もいます。
もちろん、このような仕事の意味を見出せない状況も少しずつ変わってきてはいます。もっと多い「00年代生まれ」の大学生はアルバイトを探すのではなく、就職を選びたいと思っています。
実際、出勤するにしても働くにしても、若者は後悔しないように生きていくために、多くの方法を探し求めています。
【重要単語】
:テレビ、ニューメディア、新聞に関連する職業の人
:休暇をとる
:目先のことだけを考えて生きていく
:広く視野を広げる
:とても羨ましい
:元々のものとは反対の
:急速に上昇する
:新聞や雑誌などの媒体
:関心、話題
:他の会社に移動すること
:志向や目標が違いから別々の道を歩むこと
:精進する
:低欲望、低消費の生活(ネット流行語)
:人は落ちぶれた段階で希望を捨てずにまた新たに希望を燃やし、元と同じぐらいの成績を収めること(ネット流行語)
:向上心を高め、エネルギーを集中させる
※「鑫」は人の名前や屋号に用いられる名称、この場合は人物を指します
:「シフト病」。新入社員が入社後も心理的に大学の楽しい生活を卒業しておらず、才能を発揮できない職場で、キャリアの見通しに不安を感じること
※厌班症は直訳すると、「厌」は嫌う、飽きるの意味、「班」は仕事のシフトや部署のことを意味し、「仕事を嫌う病気」つまり「出勤して決められた仕事をして退社する毎日を嫌い、飽きる様子」をいう。
:本心からではないが、従わなければならない職業や役割の一つである
:ペスト
※「出勤996退社ICU」とは9時~夜9時までの仕事を週6で行い、その結果気づかぬうちにICUに入るほどの病におかされている場合があるという、過重労働の比喩的表現
:ひそかに少しづつと占拠する
:目立たない、隠れている
:ねじくぎ
:人生に悔いを残さない