中国語入門者向けの学習法をご紹介!~効率的な勉強法とは~

もくじ
1、中国語を勉強しよう!
2、中国語って難しい?
3、入門者向け学習法のススメ
(1)とにかく中国語を聞く
(2)話すこと 発音をマスターせよ
(3)読み書き文法は試験対策をかねて
(4)独学で勉強する人へ
4、教材選びのポイント
5、入門者向けおすすめの教材

1、中国語を勉強しよう!

中国は「近くて近い国」
中国は、以前は「近くて遠い国」と言われていたことあるようです。しかし、今は日本の生活も中国の生活も都市部ではあまり変わりません。上海にいる日本人の友人は、上海中心部に家賃8万円の1Kのアパートを借りて生活しています。週末になれば、ユニクロや伊勢丹へショッピングへ行き、他の友人たちとバーベキューをしたり、仕事仲間と飲みに出かけたり、言葉は違えども、日本と同じように生活し、上海でできた中国人の友人たちとワイワイと休日を過ごす、そんな生活を送っています。その中国人の友人たちと仕事をともにし、悩みを相談したり、一緒に買い物に行ったり、生活習慣や文化は違っても、今や、中国は「近くて遠い国」ではなく、経済成長とともに「近くて近い国」になっていると思います。中国語ができると、仕事でも役にたちます。中国に工場や会社がある企業は日本にはどれほどあるでしょうか。「made in China」の商品を毎日あなたはどれほど目にすることでしょうか。経済的には中国とは切っても切れない関係にあります。もっともっと中国語を勉強して、仕事場でみんなに差をつけてみませんか!

英語ともう一つの言語習得を
コロナの影響でおうち時間が増え、言語学習が趣味になった人もいるのではないでしょうか。特に、コロナ前に中国に行ったことのある人には、家でじっくり中国語を勉強することもできたはずです。以前は、英語ができるとすごいね、と言われていましたが、今はハーフの人や帰国子女の人、小さいころから英語の塾に行って英語を話すことができる人など、英語スピーカーは確実に増えていると思います。英語ができて当たり前とまでは言いませんが、就職活動などにおいて、英語以外の言語ができると、やはり優位に立つことができると思います。例えば、求人などをみていると、「中国語、ベトナム語できる人歓迎」という言葉によく出会います。第三言語として、私は中国語をおすすめします。

中国語学習は楽しい!
そして、もう一つ。実は日本に住む外国人の人数ナンバー1は、中国人で全体の27%を占めています。ちなみに、2位韓国人です(2020.6)。自分に家の近くに中国の人が住んでいるということも少なくないでしょう。中国語を話すことができれば、日本でも中国人と国際交流ができますし、日本に住む中国の人の役にもたつことができます。そして、やはり中国語を勉強する楽しみは、中国の文化に触れることです。C-popやSNS、中国のゲーム、映画、ドラマ、エンタメもとても面白いですよ!特に、ドラマは一度見始めると止まらなくなるほど中毒性があります。みなさんも、ぜひ中国語を勉強して、自分の視野を広げてみませんか!

2、中国語って難しい?

実際中国語って難しいの?
「いやいや、日本語の方がよっぽど難しいですよ」、ととある中国人に言われたことがあります。中国語は1つの漢字で意味が通じます。例えば、「吃」は「食べる」という意味です。日本語では「食べる」と3文字、漢字の「食」とひらがなの「べる」を使って表現しますよね。中国語は動詞をマスターすれば、日本人にとって結構意味が理解できる場合もあります。特に、日本人は漢字の文化圏ですから、簡単な中国語の文章ならば読んで意味が分かることがあります。例えば、「我有新的钱包」は「私は新しい財布を持っている」という意味ですが、友人にこの「我有新的钱包」を読んでもらったところ、意味を上手に理解していました。漢字が全くわからない人よりも、日本人の方が中国語学習はスムーズだと思います。

中国語の文法は英語と同じ?
中国語の文法は難しいんじゃないの?と聞かれたことがあります。私も学習しはじめたころは、そのように思っていました。しかし、学習が進むにつれて、日本語に似た文法も出てくることに気づきました。例えば、中国語には目的語を前に持ってくる前置詞のような「把」という漢字があります。この前置詞のような「把」を用いることで、日本語のような語順になります。しかも、この「把」はよく使います。また、中国語は省略の形も結構多いです。会話では主語は省略されることもありますし、「的」を使うと、名詞(名詞節)も省略できます。疑問詞は日本語とほぼ語順は同じです。英語ですと、疑問詞は一番初めに「what」など持ってくると思いますが、中国語では違います。このように、文法もよくよく勉強していくと、日本人にとっては結構つかみやすいものです。

漢字の世界に慣れてくれば
中国語学習では、漢字だらけで、もう読んでると嫌になってくるという人、そして発音が難しいという人がいます。確かに、発音は難しいですよね。しかし、日本人にとって、英語も、韓国語も、発音は難しいものです。それは日本語には母音が少ないので、もともと話す音が少ないからなのです。中国語だけでなく、日本人は外国語を学ぶときには、いつだって発音の難しさはつきものです。また、中国語は漢字だらけで難しい、という人もいるのではないでしょうか。でも大丈夫です!中国語の漢字は、偏やつくりが同じならば、似たような発音をすることがあります。「请」「清」は声調は違いますが、「qing」です。漢字だらけの成果に慣れてくれてば、日本語との違いも相まって、とても面白い言語の一つだと思います!

3、入門者向け学習法のススメ

それでは、入門者向けの中国語学習法のススメをご紹介します。ポイントは4つあります。

(1)とにかく中国語を聞く
(2)話すこと 発音をマスターせよ
(3)読み書き文法は試験対策をかねて
(4)独学で勉強する人へ

(1)とにかく中国語を聞く

中国語を勉強したい!でも、まずは何からはじめたらいいの?という人は、まずは耳を中国語に慣れることをしていきましょう。言語習得で大切なことは耳を慣らすことです。はじめは、意味が分からなくてもいいです。例えば毎日同じ歌を聞いて、意味は分からなくても口からなんとなくの中国語発音が出てくればもうそれは一つの学習です。K-popが好きな友人が、一緒にカラオケに行ったときに、韓国語でK-popの歌を歌っていました。意味わかるの?と聞くと分からないそうです。でも、そのアイドルグループが好きで、何度も聞いているうちに歌えるようになったんだとか。このように、耳からじゃんじゃん中国語をインプットすることが、中国語の発音や会話力を磨く第一歩だと思います。

<とにかく中国語を聞く>
■好きな歌手を見つけて曲を毎日通勤時に聞く
■日本の好きなアニメやドラマの中国語版を何度もみる
■中国のSNSの動画で面白いショートムービーを何度もみる

ここで、注目したいのが「何度も聞く」ということです。フレーズや曲を覚えるまで聞きましょう。聞いていると、そのうち自然と口から出てくるようになります。そのときに、意味を調べればよいのです。そのときに、漢字をみて、ああこの発音ってこう書くんだなと学べばよいのです。この勉強法はとってもおすすめです!楽しく、スムーズに、中国語学習に入っていくこと間違いなしです!ちなみに、以下YouTubeで紹介しているのが「张杰さん」です。中国では超実力派の歌手として活躍しています。歌も上手ですし、バラードもポップスもとってもかっこよくてクールな歌ばかりです!

(2)話すこと 発音をマスターせよ

さて、たくさん中国語を聞いていると、だんだんと耳が慣れてきます。はじめは何を言っているのか意味がわからなくても大丈夫です!中国語の音を耳に入れることが大切です。そして、その次です。今度は、耳から入れた中国語を口に出してみましょう。ピンインや声調などの参考書にある説明は置いておき、まずは聞いたままを口に出してみましょう。もちろん、聞いていた歌でもよいですし、学習用のCDか何かで聞いたフレーズでもよいです。耳にのこった中国語をそのまま口に出しましょう。それが、発音の勉強です。私も大好きな中国語の歌があり、車でいつも聞いていました。上海にいったときに、中国人の友人とカラオケに行き、そこでその歌を披露したところ、発音が上手!とほめられたのを覚えています。耳に中国語を入れるだけで、自然と発音の勉強になっていることに気が付きました。口にで出てきた中国語の漢字を調べ、何を言っているのか、自分のものにしていきましょう。

少し口に出して、フレーズや言葉を言うことができるようになってきたら、次はしっかりと話すことに力を入れてみましょう。このようなときに、教材はとても役に立ちます。単語だけでなく、例文も音声が録音されているCDが付いている教材を購入し、会話文の練習をしてみましょう。もしくは、会話レッスンをしてくれるオンライン学習をしたり、中国人の友人をみつけて話をしてみましょう。短い文章でも大丈夫です。「これはいくらですか」「最近どうですか」、自己紹介などなど、なんでも大丈夫です。話せるようになると、ぐんっと中国語学習が楽しくなってきますよ!

(3)読み書き文法は試験対策をかねて

少しでも簡単な中国語を話すことができるようになってきたら、今度は自分が話している中国語の文法や漢字に目を向けてみましょう。ああ、これってこういう文法になっていたんだな、この漢字はこういう意味もあったんだなと勉強の幅が広がります。そして、今回紹介したいのが、中国語検定試験(中検)やHSK(中国語標準試験)の試験の対策をかねて、読み書き、文法の勉強をすることです。単語もそのときに、たくさん身に付けていけばよいと思います。中検も、HSKも試験のレベルに幅がありますので、一番下の級から受験するのも良いですし、頑張って勉強して、途中の級から受験するのもよいです。過去問を解いていると、単語力もつきますし、長文読解問題も出題されますので、読むこともできるようになります、また語順問題もありますので、書くことも勉強できます。簡単な構文も出題されますので、過去問集の教材の後の方にある必須構文のまとめ、のようなページを参考にして勉強するとよいでしょう。

日記の例

また、私の友人は、毎日中国語で日記をつけていました。少し間違っていたこともあったかもしれませんが、毎日の出来事を書くことで、同じフレーズが出てきたり、同じ漢字が出てくるので、書くことに慣れてきます。これも良い方法だと思います。

(4)独学で勉強するへ

入門者向けの学習法として、どこかのスクールで勉強するのか、それとも独学で勉強するのかもポイントになってきます。特に独学で勉強する人には、自分の学びやすい方法を見つけて学んでほしいと思います。

<独学で中国語を学ぶ方法>
■学び方を学ぶ
■教材を購入して学ぶ
■より実践的に学ぶ
■趣味を取り入れて楽しく学ぶ
■試験を受けるために学ぶ

例えば、YouTubeなどでは中国語のスムーズな勉強法について紹介している動画もありますので、より効率的に自分にあった方法で中国語をどのようにして学ぶのか、一度そのような時間をとっても良いと思います。例えば、中国語に限らず英語の習得法の動画は結構たくさん出ています。それも参考になります。また、教材で勉強するのが好きな人もいれば、より実践的に仕事の中で使いながら中国語を伸ばしていくという方法が自分に合っているという人もいるでしょう。その他にも、趣味の音楽や映画をきっかけに中国語を学ぶ人もいれば、資格や試験を受けるのが好きで、中国語を勉強する人もいるでしょう。独学の場合は、自分にあった方法でぜひ勉強してくださいね!

また、気をつけてほしい点もあります。中国語を学ぶ上で、長続きしない、途中であきらめてしまったという人は、より楽しく、効率的に勉強するほうがよいと思います。はじめは、「できた!」「楽しい!」などのモチベーションが大切です。自分が勉強しはじめたきっかけを大切にして、興味心のままに勉強をすすめていくのも一つの良い勉強法だと思います。「私は佐藤です、よろしくお願いします」という中国語からはじめなくてもよいと思います。中国のドラマが好きで、これはどんな意味があるのだろう、これは何と言っているんだろう、私ももっと中国語を話せるようになりたい!という興味本位のまま、調べたり、聞いたり、観たりすると、楽しく勉強できます。教材は以下で紹介しますが、教材通りの順番でなくてもよいのではと思います。

4、教材選びのポイント

中国語の入門者の方が、たくさんある教材の中で、何をつかったらよいのか分からないこともあるでしょう。ここでは、教材選びのポイントを紹介します。

<教材選びのポイント>
□音声が入っているもの
□例文が入っているもの
□入門者向けの「中国語とは」のような解説が入っている
□後ろの方に単語や文法、慣用表現などが一覧としてまとめてあるもの
□たくさんの教材に手を出さない

はじめにお話しした通り、入門者の学習方法として、まずは聞くことを大切にしてほしいと思います。ですので、音声が入っている教材がよいです。また、例文もフレーズや単語の使い方が分かるので、例文があった方がよいです。できれば、慣用表現などが最後にまとめられている教材もよいです。そして、大切なのは、たくさんの教材に手を出さないことです。文法はこの教材、単語はこの教材、リスニングはこの教材、など、はじめから専門的な教材を使うと、詳しい解説は書いてありますが、後々訳が分からなくなります。実は、中国語には例外というものがとても多く、すべてを網羅しようとすると、時間がかかってしまいます。ですので、はじめは1冊か2冊を集中的に使い、何度も繰り返しその教材を使うことで、まずはその教材に書いていることを十分にマスターするだけでも、大丈夫です。そのうち、あれ、これはどういうことなんだろう、と疑問に思ったときに、専門的な参考書を買ってみて調べてみたり、教材選びとしては、教材を広げていくイメージで、買っていったほうがよいです。

5、入門者向けおすすめ教材

それでは、おすすめの教材を紹介したいと思います。はじめに書いたように、好きな歌手の歌をYouTubeで聞いたり、中国語でドラマをみることもとっても大切な勉強法ですので、そちらももちろんおすすめです。

一つ目は、どこの本屋さんでもよく見かけるベストセラーの教材です。「ゼロからスタート」のシリーズで、他にも会話や単語などもあります。これは文法ですが、会話文も入っていますし、例文や解説も十分入っています。
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Jリサーチ出版  王 丹 (著)

これも、総合的に勉強できる教材です。ですが、中国語の基礎的な説明もしっかり入っているので、中国語を全く勉強したことのない入門者にはおすすめです。1課ごとに例文があり、色々な表現、単語を勉強できるので、よいです。「発音」の課では耳からインプットすることを大切にしている教材ですので、おすすめです。
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Jリサーチ出版  石下 景教(著) 

これは、短いフレーズをどんどん口に出して中国語を学ぶ教材です。例えば、朝起きたあとに、窓を開けて、歯を磨いて、服を着替えて、など1日の生活の中で使うフレーズが短い文書で掲載されています。中国語をたくさん聞いて、今度は中国語をどんどん話してみたいという人におすすめです。
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アルク出版  原田 夏季 (著)

このキクタンシリーズの教材も比較的有名だと思います。聞いて覚えるということ、そして、例文がたくさん入っていることなどがよい点かと思います。単なる単語を覚えるだけの教材ではなく、中国語の特徴なども掲載されているので、1冊あると便利です!
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アルク出版  氷野 善寛 (著)