来源:搜狐新闻 9月27日 09:15
中国各地で電力制限、裏にはいったい何があるのか?
石炭価格が高騰し、電気や石炭が不足している東北地方では、電力の需給が逼迫しています。9月23日以降、電力不足が解消されなければ、このまま電力制限を続ける可能性があるとして、東北地方の多くの地域に通知が出されています。
9月26日に記者が国家電網会社の顧客サービススタッフに取材したところによると、実際東北地区では、はじめに非居住者を対象に秩序だった電力使用(節電)を実施しましたが、電力不足はその後も解消されず、次いで住民に対して電力制限の措置を取ったとのことです。電力需給の逼迫が緩和されれば、住民へは優先的に電気を復旧する予定ですが、時期は不明なままです。
中国各地で高エネルギー消費企業に電力制限を実施。
電力制限は10省あまりまで広がり、いくつかの鉄鋼企業は半月生産を停止。
山東省の一部の地域だけでなく、江蘇省、湖南省、浙江省、広東省、雲南省など10省あまりで「能耗双控政策(エネルギー総消費量の抑制と消費効率の改善というデュアルコントロール)」の措置が取られ、相次いで電力制限をしなければならない状況となっています。
【重要単語】
:スイッチを切る
:電力供給制限
:高いレベル
:推移する、実行する
:不足している、供給不足である
:需給、供給と需要
:和らげる、緩和される
:国家電網有限会社
:実施する、遂行する
:秩序のある
:欠けたところ(比喩的に;資金・物資などの)不足部分
:エネルギー多消費
:蔓延(する)、広がる
:鉄鋼企業の略
:エネルギー消費
:デュアルコントロール
:次々と、続けて、相次いで
※「能耗双控」とは、エネルギー消費総量を抑制し、エネルギー消費効率の改善を図るようダブルでコントロールしていく政策のこと