来源:新华社新媒体 2021年5月15日
パレスチナとイスラエルの衝突がますます激化。双方がいつ停戦するのかは未定
新華社エルサレム5月15日報(記者尚昊・熊思浩) 連日、パレスチナのガザ地区の武装組織とイスラエルとの間で起きた深刻な衝突はエスカレートしており、百人以上が死亡し、国際社会の重大な関心を集めています。
アナリストらによると、今回のパレスチナとイスラエルの間の衝突はエスカレートしており、近年まれに見る状況となっています。現在のところ、米国は明白にイスラエルへに肩入れしており、この「ダブルスタンダード」は、国際社会の調停過程に影響を与えていますが、情勢がさらにエスカレートするとパレスチナとイスラエルの双方にとって不利になるため、近いうちに停戦する可能性があります。
4月中旬のラマダン以来、パレスチナとイスラエル双方間でたびたび衝突が起こっています。今月7日と10日には、パレスチナの民衆とイスラエル警察がエルサレムの古い都市にある神殿の丘(ムスリムの「立ち入り禁止区域」)で大規模な激突が発生し、それによりガザ地区のパレスチナ武装組織とイスラエルが交戦しました。
報道によると、現地時間の15日未明までに、ガザ地区の武装員がイスラエルに向けてロケット弾2000発を発射し、少なくとも8人が死亡、100人以上が負傷しました。ガザ地区衛生部は14日、イスラエル軍の空爆と砲撃により、パレスチナ側で126人が死亡し、950人が負傷したと発表しました。死者の中には31人の子供と20人の女性が含まれています。
衝突はまだ緩和の兆しが見えていませんが、双方は依然として厳しい言葉を発し続けています。イスラエルのネタニヤフ首相は14日、イスラエルがパレスチナのイスラム抵抗運動(ハマス)などガザ地区の武装組織に対して「非常に厳しく」攻撃すると発表しました。
【重要単語】
:ますます激しくなる
:エルサレム
:パレスチナのガザ地区
:イスラエル
:関心が高まる
:まれに見る、
:えこひいきする、一方の方を持つ
:ダブルスタンダード、二重の基準
:ラマダンの月
:ムスリム
:未明、早朝
:発射する
:ロケット弾
:空爆
:砲撃
:まだ
:兆し
:厳しい言葉を発する
:イスラエルの首相ネタニヤフ氏
:イスラム抵抗運動(ハマス)