第11課 : 持続相(肯定文)

 

持続相には、「お父さんはご飯を作っている」のような「動作の持続状態」と「ドアが空いてる」のような「動作の残存状態」との2つのタイプがあります。

動詞あるいは一部の形容詞の後にアスペクト“着zhe”をつけて表します。目的語に限定語が付いていない場合には、文末に語気助詞の“呢ne”をつけます。

その文型は次のとおりです。

【①肯定文】

主語+動詞+zhe(+目的語)

①動作の持続状態

 bà ba zuò zhe fàn ne 。
◉爸 爸 做 着 饭 呢 。

(お父さんはご飯を作っています。) 

mā ma huà zhe zhuāng ne 。
◉妈 妈 画 着  妆   呢 。

(お母さんは化粧をしています。)

②動作の残存状態

mén kāi zhe ne 。
◉门 开 着 呢 。

(ドアが空いてます。)

qiáng shang guà zhe yì fú huà 。
◉ 墙  上  挂 着 一 幅 画 。

(壁に絵をかけてあります。)

zhuō zi shang fàng zhe yí ge shuǐ bēi 。
◉ 桌 子  上  放 着 一 个 水 杯 。

(テーブルにコップを置いてあります。)

③動作の持続状態/動作の残存状態

 mā ma huà zhe nóng zhuāng 。
◉ 妈 妈 画 着  浓  妆  。

(お母さんは濃い化粧をしている。)

tā zài chuáng shàng tǎng zhe 。
◉ 他 在  床   上  躺 着 。

(彼はベッドに横たわっています。)

jiě jie zài yǐ zi shàng zuò zhe 。
◉ 姐 姐 在 椅 子  上 坐 着 。

(お姉さんは椅子に座っています。)

タイプ③は動作の継続でもあり、また、その動作の結果が残っている状態でもあります。

このタイプには“坐”、“躺”のほかに“站zhàn、立lì 、蹲dūn 、扛káng、举jǔ”などの身体動作動詞が使われます。